先輩インタビュー
回路設計 Hさん
2018年新卒入社
学生時代は、ナノテクノロジーやMEMSの研究をしており、微細加工装置を学生の時によく使用していました。その中でELS-7700を使用してなぜ微細なパターンが書けるのか、装置の性能や技術に興味を持ち、世界に誇れる装置を作りたいと思いエリオニクスへの入社を決めました。
現在は、定電流回路や高安定回路などの回路、基板設計からPLC、FPGAを使用したソフト設計を行っています。回路、基板設計は、シミュレーションやユニバーサル基板で自ら回路の作製を行い、基板実験から最適な回路と基板パターンを調査し、回路図面を作成していきます。
PLC、FPGAのソフトは機械、コンピューター技術課を連携し、装置仕様にあったソフトの設計を行っています。
精密機械学科出身で、今の電気回路設計がそのまま役に立ったことはあまりなのですが、大学院生時の2年間、エリオニクス製の描画装置を使用して半導体素子の研究をしていました。
その時に装置の使い方を知っていたので、新規ユニットのデバックや、修理品の動作確認など実際に装置を使用して確認するときにその経験が役に立っています。
エリオニクスでの仕事は、回路設計以外にFPGAやPLCなどのソフト設計もすることができ、多くの知識を身に着けることができます。
また、若いうちから新規装置の設計に携わることができ、新しい技術やものを作り続けられるところがこの仕事の面白みを感じるところです。
機械設計 Tさん
2020年キャリア入社
私は主に、描画装置と超微小硬さ試験機の機械設計を担当しており、新装置の開発からお客様の要望に合わせた個別受注生産まで広く設計に携わっています。
例えば、3DCADを駆使してメカの動きを考えることもあれば、時には装置外観のデザインから設計することもあります。個人の裁量が大きく、与えられた仕様・コンセプトのなかで自分が思うように設計していくことができるので、自分のこだわりポイント「ここはこうしたい」「こうすればカッコ良くなる」が形になります。
実際に完成させるまでには、社内のメンバーや協力会社とのコミュニケーションがとても重要です。話し合った内容を基にブラッシュアップを重ね、図面を描き、試作して、組立、評価と進め、最後に見直し改善を行ってひとつの設計を終えることができます。
設計業務を行う際は、3DCADをメインツールにしていて、感覚的にはテレビゲームみたいなものですが、生みの苦しみはいつも付き物です。
部品を加工する人、組み立てる人、製品を使う人の目線になってそれぞれその作業風景を思い浮かべながら考えたこと、計算した内容等を盛り込みひたすら具現化していく作業になります。意見や要望によって二転三転、形が変わっていくこともありますし、設計に長い時間をかけなければならない途方もないものもあります。
それでも、「ああでもない、こうでもない」と考えているその時間が設計者としては一番面白かったりもします。
そして、CAD上で出来上がった3Dモデルが実物のものとしてようやく完成したときにはやはり大きな達成感がありますね。
ただ、いつも自分の中で課題が残るので、「ここはもっとこうしたかった」は次のために取っておくことにしています(笑)
海外営業 Cさん
2021年キャリア入社
わたしは海外営業でアジア全域・西太平洋地域を担当しています。
お客様から問い合わせを受け、お客様が要望する描画装置をカスタムをするのですが、そのために何か月もかけて描画のパターンのテスト、デモンストレーションを行います。
デモンストレーションが成功した後、実際に設置の現場にも立ち会い確認を行います。
語学に関しては学生時代から英語を専攻していて台湾でも半導体関係の仕事で日常的に英語を話していました。
今は日本語習得に奮闘しておりますが、複数言語ができるとお客様とのコミュニケーションの幅が広がるので続けていてよかったと思います。
この仕事は、お客様の問い合わせから実際の納品まで長い時間を費やします。その過程では細かなヒアリング、調整が必須となり精神力が試されることもあります。
しかし一つの案件をやりとげたときには大きな達成感と自信を得ることができます。
納品後にお客様からエリオニクスの装置は良い!と褒めていただけたときには嬉しさもひとしおです。
努力をし続けていればどんなカタチでも成果が出せるところにこの仕事の面白さを感じています。
管理部 総務課 Hさん
2017年キャリア入社
総務担当として社員からの各種問い合わせ対応や労務管理(給与賞与計算や勤怠管理等)をはじめとした業務をおこなっています。
入退社手続きや交通費計算、福利厚生業務に加え、社内掲示の作成や備品管理なども行うため仕事の幅は広いです。
決められたルーティーンを回すだけ、と考えられがちですが各所との連携やコミュニケーションが大事で同じ日は一日としてありません。
日々行う給与計算や勤怠管理は地道な仕事そのものですが、ばらばらなピース(個別資料)を集めてまとめあげ、欠けている部分を補ったり足したりして形にした(給与や勤怠の確定)ときにパズルが完成したときのような達成感を毎月味わうことができます。
就業規則策定や各種システムの導入等、会社の根幹にかかわる部分にも少なからず携われる点が責任は重大ですが、この仕事のやりがいにつながる部分かと思います。
私は未経験で現在の職種につきましたが、どんな仕事も積極的に行動すれば任せてもらえるというところが弊社の最大の魅力だと感じています。
組立製造 Tさん
2011年新卒入社
現在は、ナノインデンテーション(超微小押し込み硬さ)試験機の組立、納入、メンテナンスが主な仕事です。具体的には、部品から装置の状態まで組立し、動作確認等の検査を行い、お客様への装置設置、取扱講習まで行います。
過去には、電子ビーム描画装置の組立、メンテナンスにも携わっており、扱う装置は多岐にわたります。
また、生産部に所属していますので生産性(品質、コスト、納期)の向上を目指す活動にも携わっております。
学生時代、機械工学専攻のため組立や生産プロセス、材料の知識や経験は役に立ちました。組立に関しては、授業や趣味で機械いじりをしていたので、工具の使い方などは役にたったと思います。特に、材料学の研究室でしたので、従来の硬さ試験や他の材料試験方法は学んでいました。材料についても、金属や樹脂材料と多岐にわたって学んでいたため、お客様への対応などを考えるとナノインデンテーション装置との相性はよかったと思います。
装置の組立、納入、メンテナンスとお客様と関わる中で新しい発見や学びがあったときです。覚えることが多くて少々混乱するときもありますが、自信の成長を実感でき、もっと深く知りたいと思います。
また、生産性の改善活動では、設計図面や作業環境等を見直します。メリット、デメリット含めプラン作り、運用していきます。自分のアイデアで生産性が改善していくと仕事のやりがいにつながります。
組立製造 Hさん
2015年新卒入社
学生時代は化学を専攻していたのもあり、学生の頃の知識が直接仕事に役立つ機会はそう多くはありませんが、お客様からの相談などでは学生時代の知識があるからこそ理解できる部分がでてくることが多く、一歩踏み込んだ対応が可能になるため、よりお客様から満足していただけることはあります。
装置の組み立てから調整し納入、時にはサポート対応まで担当するという他ではあまり聞かない業務範囲の広さはハード面やソフト面での豊富な知識が求められるため、非常に大変ではありますが、自分の仕事の結果が実感しやすいため、やりがいがあります。
お客様と直接お話する機会も多く、そこで自分の作った装置で生まれた最先端の技術が世界でどう活躍するのか、というのがやんわり見えてくるのもなかなか乙なのかもしれません。
学生時代に所属していた研究室にエリオニクスの電子線描画装置が設置されており、実際に使っていました。
当時の助教授の方とエリオニクスの話をする機会があり、「あそこの人は電話で質問したら資料なんて一切見ずになんでもその場で返答しだすようなエンジニアの集まりで本当にすごいんだよ!」と熱弁していたのが印象的で興味をもったきっかけでした。
現在は装置の組み立てと調整、納入までを担当しています。当然周囲の助力を得ながらの作業にはなりますが、基本的に1つの装置に1人で納入まで携わるため、非常に責任のある仕事ができます。
また、日々の作業をより安全に、より効率よく進めるために作業の改善をしていくのも仕事の一環です。
作業改善のための情報を同僚や各部署と共有しながら作業を行っています。
組立製造 Sさん
2016年新卒入社
現在の仕事は、装置の組立、調整、納入、顧客への取り扱い講習、保守が仕事内容になっています。
主な顧客は大学や企業の研究社です。彼らはこの装置を使用して、製品の品質管理、研究開発を行うので、故障しづらい装置を作ること、またもし故障しても迅速に対応することが求められます。
大量生産品と違い、自分の手を動かして装置を完成させるため、1つのミスが命取りになります。
しかし、これが緊張感になり仕事に責任感を持つことができています。
また、いくつかの作業を並行して行う必要があり大変なこともありますが、1つの装置を最初からくみ上げることで深い理解が得られ、もし不具合が発生した際に対処できるようになった時に自分の成長を感じられます。
エリオニクスを選んだ理由は、2つあります。
1つ目はグローバルニッチトップ100選に選ばれるほどの技術力を持った会社に勤めたいと考えていたためです。
2つ目は、学生時代の研究室にエリオニクスの製品があり、その装置を製造する企業に興味を持ったためです。
また、学生時代は物理学を専攻していて、直接現在の仕事に使うことはありませんが、物理学は電気、機械両方の基本になっているので、学生の時に学んだ経験が現在の新しい知識を得るのに役立っているなと感じています。